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日本神話、芸術などに肉体美の人物はいますか?

日本神話、芸術などに肉体美の人物はいますか?
ギリシャ神話、西洋芸術ではミケランジェロや、ペルセウス、美形ではアドニスなど神々しい中にも肉体美を讃えられてる人物がいますが、日本ではそのような人物はいますでしょうか?

投稿日時 - 2018-07-09 18:29:05

QNo.9516722

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

肉体美を讃えるというより、肉体美を芸術表現として表現するかという問題なのですよ。

古代ギリシャ哲学では「美しいものには真実が宿る」という考えがありました。古代ギリシャの伝説の高級娼婦でフリュネさんという人がいましてですね、この人が不敬罪だかなんだかで裁判にかけられたのです(裁判の理由が実はよく分かっていないそうです)。で、どうにも旗色悪くこれは有罪は免れないとなったときに弁護人を務めたヒュペレイデスは彼女の衣服をバッ!とはぎ取ったのです。そのあまりの美しさに「このような美しい存在は、無実だ」と無実になってしまったという話があります。

しかしこの古代ギリシャ哲学は、キリスト教の布教と共に中世ヨーロッパでは失われてしまいます。中世ヨーロッパでは、とにかく誘惑するものはなんだってイカンとなったのです。なにしろ冗談をいうことさえイカンとなったんだから、つまんない世の中ですよ、中世ヨーロッパは。冗談さえご法度なのですから、ヌードなんて問題外です。
それが、ルネッサンスによって「どうもすっごい昔(古代ギリシャ)は肉体美をそのまま表現しているぞ」「これってやっぱり美しいよな」ということになって肉体美を芸術表現することになったのです。
しかしそれはあくまで「このような美しいものを創造した神を賛美する」という口実だったので、あくまでそれは宗教画だったり神話に基づいたものではないといけなかったのです。ミケランジェロの「ダビデ像」のダビデは旧約聖書に基づいていますし、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」は神話だったからセーフとされたのです。
ミケランジェロはあのバチカンにある「最後の審判」でイエス・キリストをマッチョに描いてかなり批判されました。今でも批判されるくらいです。
西洋画で神話などに基づかない純粋な「ヌード画」を最初に描いたのは18世紀の巨匠ゴヤによる「裸のマハ」であるといわれます。これはもう衝撃的な問題作でした。同じポーズである「着衣のマハ」は、「裸のマハ」を隠すために描かれたなんていわれますね。

日本の芸術表現で、肉体美を写実的に表現するようになったのは鎌倉時代からといわれますね。鎌倉時代になって武士の世の中になると、マッチョな表現が武士たちによって好まれるようになったのです。
運慶、快慶などがその代表だといえるでしょうね。最も好まれた題材は金剛力士ですが、不動明王などもマッチョに描かれるものが多いですね。
余談ですが、不動明王像などで表現される憤怒の相。横綱貴乃花が膝を負傷しながら武蔵丸を破った直後にまさにあの憤怒の相になったんですよね。あの一瞬を忠実に再現した芸術家の記憶力と腕というのはものすごいなと思いました。

投稿日時 - 2018-07-10 12:28:31

お礼

勉強になりました!(^^)
とても興味深いエピソードをありがとうございました!

投稿日時 - 2018-07-12 21:00:23

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回答(3)

ANo.2

 日本神話に出て来る「肉体美」というと、やはり「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」をあげないといけないだろうと思います。

 この命は、天照大御神が天岩戸に隠れて世界が真っ暗になった時、世界を救うために神がかりして、胸から裳緒(もひも)を垂らし、乳房をかき出でて踊った御方です。

 命が一心不乱に踊ったので、ヒモで隠れていた陰部が見え隠れし、それを見ていた神々のヤンヤヤンヤの拍手喝采となり、それが天照大御神の嫉妬心に火を付け、「私が隠れたので、みんな悲しんでいると思ったのに。なにこの歓声。喜びの声!なんで?」と思って、岩戸をちょっと開けて外を見た、というふうに話が進展していきました。

 どこにも「天宇受売命は肉体美派の女神だった」とは書かれていませんが、痩せ細ったり、年老いたりした女性がストリップショーをしても男は喜びません。やっぱり、男神が喜び、ヤンヤと拍手喝采をしたのは、天宇受売命が女性の肉体的美しさを体現した、そのころ旬の神様だったからに違いありません。

 したがって、まずは 天宇受売命 が1番にあげてよいと思います。

投稿日時 - 2018-07-09 23:53:46

ANo.1

日本神話に登場する神々の中には、天孫降臨の立役者の武闘神・武甕槌や天の岩屋の戸を開いた怪力の天手力雄神などがいますが、そもそも、神話の世界であるばかりでなく、日本民族の体型的な問題として、ギリシャ神話に登場する神々やミケランジェロの手による造形のような筋肉隆々とした肉体美という発想自体がなかったのではないですか?

東洋人という人種や食性から、がっちり型は合ったとしても、肉体美はいないと思いますよ。

ただ、仏教美術ということになれば、東大寺南大門の金剛力士像(阿行、吽行)に代表される仁王像が肉体美に該当するでしょうね。

また、仏教の守護神である天部の四天王(多聞天や増長天など)にしても、もしかしたら肉体美かもしれませんが、甲冑を着ていますから分からないですね。

投稿日時 - 2018-07-09 20:34:01