こんにちはゲストさん。会員登録(無料)して質問・回答してみよう!

解決済みの質問

塗料の科学的な分類、特にラッカーとエナメルの違い

いわゆるアクリル系塗料の分類を調べているのですが、ラッカーとエナメルの違いがよくわかりません。

塗料とは、顔料+展色材+溶剤で出来てるといえますよね。で、アクリル系塗料というのは、展色材がアクリル樹脂である。というところまでは分かりました。

アクリル系塗料の更に細かい分類として、いわゆる、ラッカー、アクリル水彩、エナメルがあるのだということだと思うのですが、溶剤が基本的に水であるアクリル水彩は直観的に区別できるのですが、ラッカーとエナメルは何が違うのですが?

車やプラモ関係の方々のブログ等を拝見するのですが、車やプラモの特殊性が考慮されていないので(そういう方々のブログなのであたりまえですが)、いまいち体系的に理解することが出来ません。

ラッカーよりもエナメルの方が身体にはいいとか、エナメルは空気と触れ合うことで固まるとか書いてあるのですが、根本的な違いは何ですか?

どっちも専用の溶剤(シンナー)が必要みたいだし、溶剤の強さの違いということなんでしょうか?

どうぞ教えて下さい。

追記
マニュキュアはアクリルラッカーと同種の塗料だと理解していいですか?除光液って、ラッカーのシンナー(thinner、薄め液)と同じニオイがする気がします。

投稿日時 - 2017-08-09 20:14:34

QNo.9361193

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

「エナメル」というのは本来は塗膜成分(ビヒクル、展色剤)に顔料を混ぜた塗料の総称です。つまりクリアー塗料に対して色つきの塗料をエナメルと言います。
http://www.protoolshop.net/yomoyama/tosoyogo.htm#e
http://www.what-myhome.net/04e/enameru.htm
http://www.geocities.jp/penkiya_sugimoto/c01_toryou.html

しかし模型の世界では「酸化重合型塗料」、いわゆる油性のペンキの事を「エナメル塗料」と呼ぶ習慣があります。
酸化重合型とは酸素と化合して硬化する樹脂を塗膜成分にします。模型で使っているのは「アルキド樹脂塗料」と言います。油絵の具ともほとんど同じ原理のものです。乾性油という酸素と反応して固体になる油を塗膜として使っています。
アルキド樹脂塗料もシンナー(薄め液)で薄めますが、シンナーの成分はテレピン油かそれに近い物質です。シンナーが先に蒸発し残った乾性油が酸素と反応して固化します。シンナーが乾いただけではまだ乾性油の反応が始まったばかりですから本当に乾く(正確には固化する)のはそれからあとで、時間がかかります。
https://www.sankyo-chem.com/sinna-2.html

アクリルラッカーは固体のアクリル樹脂を蒸発する溶剤で溶かして液状にしてあります。「溶剤型塗料」といいます。
溶剤が蒸発して無くなると固体が残ります。
溶剤が蒸発するともう塗膜は完成していますから固化までが早い。
Mr.カラー、アクリルラッカー用のシンナー(薄め液)の成分は
〈IPA(イソプロピルアルコール)、イソブタノール、メチルエチルケトン、ジアトンアルコール、ブチルセロソルブ〉
だそうです。プラモデルを作るスチレン樹脂を侵さない物を使っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/chopper50520/8837294.html
マニキュア除光液はアセトンが多くあとは酢酸ブチルとかアルコール類だと思われます。スチレン樹脂を溶かすのでアクリルラッカーシンナーとは別のものですが
共通する物質(酢酸ブチル、アルコール)も入っているので、同じにおいがするのはそのせいでしょう。

アクリルエマルジョンはアクリル樹脂の元になるものを水に混ぜています。水と脂がなぜ混ざるかというと界面活性剤つまり洗剤のようなものを入れているからです。水が蒸発するとアクリル樹脂が残りアクリル樹脂同士はくっついてしまい膜を作りますからもう水には溶けなくなります。
http://www.saiden-chem.co.jp/t_about_ema.html
http://www.holbein-works.co.jp/technical_info/2008/10/post-81.html

マニキュアはアクリルラッカーよりもラッカー(ニトロセルロースラッカー)に近いです。
http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70263.pdf

油性塗料(ハンブロールエナメルとか)のシンナーも毒ですから換気には気をつけた方がいいです。特にエアブラシを使ってミストを吸い込むと良くない。
皮膚からも吸収するので手にもあまりつけない方が良いです。

投稿日時 - 2017-08-10 13:04:26

お礼

回答頂いた直後にお礼を書き込んだつもりだったのですが、何故か反映されていませんでした、、、こんなに丁寧な回答を頂いたのに、失礼なことをしてしまってすみません、、、

絵画で用いられる塗料については、テンペラ~油絵の具まで原料から作ったことがあるのでなんとなく分かるのですが、化学塗料となるとあまりに複雑すぎてどうにも理解することができずにいます。

これはもう、触ってみるしかないので、しばらくプラモでも作りながら、いろいろな塗料を使ってそれぞれの特性を理解していきたいと思います。

ご教授いただきまして本当にありがとうございました。

投稿日時 - 2017-09-07 02:36:42

このQ&Aは役に立ちましたか?

0人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています

回答(1)